はじめに
どうも!ホットミルクです!
今回はエッセンシャル思考の「見極める技術」を紹介します。
エッセンシャル思考とは「より少なく、しかしより良く」を実現するため思考法です。そのためには自ら情報を吟味し、取捨選択する必要があります。エッセンシャル思考を持つ人は多くの情報からどれが重要なのかを見極め、そこに重点的に力を入れることで最大の成果を出しているのです。本書ではエッセンシャル思考を実現するための技術として「見極める技術」「捨てる技術」「仕組み化技術」を紹介います。今回はそのなかの一つである「見極める技術」を紹介したいと思います。
【要約】
「見極める技術」は「孤独」「洞察」「遊び」「睡眠」「選抜」の5つの技術からなります。それぞれの技術について自分なりの意見を混ぜながら紹介します。
①孤独 -考えるためのスペースを作る-
エッセンシャル思考の人は非エッセンシャル思考の人よりも多くの選択肢を吟味し、その中から自分のやるべきことを取捨選択しています。本当に必要な情報を見極めるために時間をかけなければなりません。とは言っても、ただ単に時間をかければよいのではなく、集中せざるを得ない状況に自身の身をおく必要があります。仕事中にSNSをよく開いてしまう方は思い切って電波の届かない場所で仕事をしてしてみたり、手の届かない場所に置いたりしてもよいでしょう。最近ではスマホに使用時間を制限できる機能があるので、こういった機能を使うのもよいと思います。何よりも重要なことは、自ら集中して一つ物事取り組めるような状況を作り出すことです。どんな状況が自分にとって集中できるのかは人それぞれですので、自身の過去を振り返ってどんな時に集中できていたのかを考えてみて下さい。
②洞察 -情報の本質を掴み取る-
現代社会では人々は様々な情報にすぐにアクセスすることができます。一見便利なように思えますが、これら情報は玉石混合です。玉石混合の情報の中から情報の本質を見抜くのは骨が折れる作業です。情報の本質を見極めるためには「ジャーナリストの目」を手に入れる必要があります。ジャーナリストとは情報の中から本質的な情報を見抜き、伝える職業です。彼らの考え方を身につけることで本質を見抜く力を身につけることができます。では、ジャーナリストの目を身につけるための4つの技術を紹介します。
- 日記をつけてみる
事実から何が問題なのかを大局的に把握する視点が必要です。ざっくりと日々の記録をつけていく中で、自信が置かれている状況を大局的に把握することができます。 - 現場を知る
机上の空論という言葉があるように机の上に立ってデータと睨めっこしているだけでは物事の本質に気がつくのは難しいです。現場に出向き、観察し、問題の本質がどこにあるのかを自らの目で確かめる必要があります。 - 普通を知り、逸脱を探す
物事を別の視点から見ることで新たな気づきが得られることがあります。そのために、別の視点から見るため知識やストーリーへの深い理解が必要となります。自分なりに物事を論理立てて構築してみて、様々な角度から観察することで、より深く物事を理解し、本質へと近づくことができます。 - 問題を明確にする
自身が解決すべき問題は何なのかを定義しなければなりません。どこに向かって走っているのかを明確にしなければ、真っ直ぐ進むべき道をジグザクに進むことになります。最悪、全く違う方向に進んでいってしまいます。
③遊び -内なる子供の声を聞く-
現代の社会は産業革命の生産効率重視の考え方を変えられずにいます。現在は生産効率を上げるよりも新たな価値を生み出す力が問われる時代になっています。日々仕事終われ、内なる子ども声、すなわち、遊びたいという欲求を無視してしまうことで想像力が乏しくなってしまうのです。では、「遊ぶ」ことにどんな効果があるのでしょうか。遊び通して常識にとらわれない自由な発想をができるようになります。自身が楽しいと思えることをやっていると、ふとした時もそのことを考えています。長時間考えることで、これまでとは異なる視点で物事を観察してみたり、別の物事との繋がりが見えて来たりします。また、遊ぶことでストレスを低減する効果があります。現代社会人につきもののストレスは生産性を弱めることがわかっているため生活に適度に遊びを取り入れながらストレスを解消していく必要があります。さらに、遊びは脳の高度な機能を活性化させる効果があります。遊びの中には計画、予測、決断、分析等のビジネスが成功するために不可欠な要素が含まれています。
④睡眠 -1時間の眠りが数時間分の成果を生む-
睡眠は考えるために重要な要素の一つです。睡眠時間を減らすことでその時間分考えることに使えるではないかと思う方がいるかもしれません。しかし、睡眠時間を削ってしまうと、効率が落ちてしまうことが近年研究でわかってきています。アマゾン創設者のジェス・べゾフ氏も1日7時間眠れないと仕事にならないと言うほどです。世界の成功者は意外と睡眠時間を取っているのです。
⑤選抜 -最も厳しい基準で決める-
仕事の依頼を受けたときに、その仕事をやるかやらないかを基準を持っていますでしょうか。最も厳しい基準とは絶対にイエスと言えないのであればすなわちノーであるということです。イエスという基準を決めるのは中々難しいですが、一つの考え方を紹介します。まず、依頼された仕事を書き出してください。そして、次にその仕事が最低限満たして欲しい基準を書き出します。さらに理想の基準を書き出します。まず、最低限満たして欲しい基準をクリアできなければもちろん却下します。そして、理想の基準を満たしていないものもまた却下します。自身が理想だと思えるもののみが考えるに値する仕事なのです。
最後に
エッセンシャル思考には欠かすことのできない「見極める技術」について紹介してみましたがいかがだったでしょうか。物事の本質を見極めるためには、集中できる環境を作ってみたり、日常に遊びを取り入れてみたりと、たくさんやるべきことがありそうだなと思いました。一番難しいのは判断基準を決めることでしょうか。今のところ私にはさっぱりわかりません(笑)
集中できる環境作りや睡眠については参考になりそうな本を読んだことがるのでもし興味がありましたら読んでみて下さい。
スタンフォード式 最高の睡眠 著者:西野精治
こちらはブログで紹介しているのでよかったら読んでいただけると嬉しいです。
リンクはこちら
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エッセンシャル思考 壱ノ型 見極める技術 | 本当に重要なことはなんなのか?どのように物事を見て重要なものを見極めていくのかの考え方を紹介しています。 |
エッセンシャル思考 弐ノ型 捨てる技術 | 重要でないものは捨ててしまえ!捨てるための考え方を紹介しています。 |
エッセンシャル思考 三ノ型 仕組み化の技術 | 重要な物事を効率的にこなすには?小さい力で最大限の成果を導く行動の仕方を紹介しています。 |
コメント
[…] どうも!ホットミルクです!前回「エッセンシャル思考 壱ノ型 見極める技術」では、重要な物事の見極め方について解説しました。次に見極めたものを「捨てる」必要があります。不要なものを捨て、重要な物事だけを残せるようになれば、「より少なく、しかしより良く」の実現にぐっと近づくことができます。しかし、いらないとわかっていてもなかなか捨てる行動に移せないものです。そこで、今回は捨てるための技術を紹介します。 […]
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